
マンジャロは妊活・妊娠中はNG!いつやめる?授乳中の影響も解説【医師監修】

マンジャロは妊活中・妊娠中・授乳中の使用は禁止されています。いつやめるべき?「女性は2〜3ヶ月前の中止が安心」という医師の見解や、男性の妊活への影響、産後ダイエットの再開目安、ピルとの併用リスクまで分かりやすく解説します。

「結婚式までに少しでも痩せたいけれど、その後の妊活に影響がないか心配」
「将来的に赤ちゃんが欲しいけれど、マンジャロを使っていても大丈夫?」
ダイエットや体重管理でマンジャロを使用している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。特に、結婚や妊娠といったライフイベントを控えている時期は、自分だけの体ではないからこそ、薬の使用には慎重になりますよね。
結論をお伝えすると、マンジャロは妊活中・妊娠中・授乳中の使用はNG(禁止)です。
この記事でわかること
妊活・妊娠中に使用してはいけないのかという医学的な理由から、「妊活を始めるならいつやめるべきか(中止時期の目安)」、気になる「男性の妊活」まで、医師の監修のもと詳しく解説します。
正しい知識を持って、あなたと未来の赤ちゃんを守るための選択をしていきましょう。
\ 妊活のタイミングや中止時期も含めて相談可能 /
マンジャロは妊活・妊娠・授乳中は使える?→結論「NG」です


マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、高い血糖改善効果や体重減少効果が期待できるお薬ですが、妊娠や出産に関わる期間の使用については、非常に厳しいルールが設けられています。
まずは、公式に定められている「使用の可否」について正しく理解しましょう。


妊活中・妊娠中・授乳中は「使用してはならない」が公式ルール


マンジャロの製造元が作成している公式の説明書(添付文書)には、以下のように明確に記載されています。
- 妊娠中・妊娠している可能性のある女性:「投与しないこと(禁止)」
- 授乳中の女性:「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(基本的には使用不可)」
つまり、「妊娠中はもちろん、妊娠を計画している段階(妊活中)や、授乳中も使ってはいけない」というのが、医学的な公式ルールです。
これは、お母さんの体調だけでなく、これから生まれてくる赤ちゃんやお腹の中の赤ちゃんの安全を最優先に考えるためです。
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なぜダメなの?赤ちゃんへの影響と動物実験の話


「どうして使っちゃいけないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。その主な理由は、「お腹の赤ちゃんへの安全性が確認されていないから」です。
新しいお薬であるマンジャロは、妊娠中の女性が使用した際の十分なデータがまだありません。しかし、開発段階の動物実験(ラットやウサギ)においては、以下のようなリスクが報告されています。
- 胎児の体重減少
- 骨格や内臓の奇形(体の形に異常が出るなど)
もちろん、動物実験の結果がそのまま人間に当てはまるとは限りません。
しかし、「リスクがゼロとは言い切れない」以上、大切な赤ちゃんに万が一のことがないよう、使用を避けることが推奨されています。
特に妊娠初期(赤ちゃんの体が作られる時期)は、薬の影響を受けやすいとてもデリケートな時期です。知らずに使ってしまうリスクを避けるためにも、妊活を考え始めた時点でマンジャロの使用は中止する必要があります。
ダイエット目的でも妊活中・妊娠中・授乳中はNG!体に与える影響は同じ


最近では、美容・ダイエット目的(自由診療)でマンジャロを使用される方も増えています。 「糖尿病の治療じゃないし、少量なら大丈夫では?」と思われるかもしれませんが、それは間違いです。
治療目的であってもダイエット目的であっても、体の中に入った薬の成分(チルゼパチド)が作用する仕組みは同じです。したがって、使用目的に関わらず、妊活・妊娠・授乳中のマンジャロ使用は一律でNGとなります。
将来の妊娠を希望されている方は、「いつか赤ちゃんが欲しい」と思ったタイミングで、まずは医師に相談し、薬に頼らない体づくりへシフトしていく計画を立てましょう。


【妊活中】マンジャロはいつやめるべき?女性と男性で対応が異なる
では、具体的に「いつ」マンジャロをやめれば良いのでしょうか? これについては、女性(妊娠する側)と男性(パートナー)で対応が異なります。
特に女性の場合は、体から薬が完全に抜けるまでの時間を考慮したスケジュール調整が重要です。
女性:公式は「1ヶ月前」だけど「2〜3ヶ月前」にやめるのが安心


まず、マンジャロの添付文書(公式ルール)では、「投与中および最終投与後1ヶ月間は避妊すること」とされています。 これは、マンジャロの成分が体から完全に抜けるまでにおよそ1ヶ月かかるためです。
しかし、当院(マンクリ)では、より安全性を高めるために「妊活開始の2〜3ヶ月前」には使用を中止することをご推奨しています。
【マンクリの医師が2〜3ヶ月前の中止を勧める理由】
- 個人差への配慮
薬が体から抜けるスピードには個人差があります。1ヶ月ギリギリではなく、余裕を持つことでリスクを限りなくゼロに近づけます。 - 体調を整える期間
薬をやめた直後は、食欲が戻ったりホルモンバランスが変化したりすることがあります。妊娠前に心身のコンディションを安定させるためにも、数ヶ月の準備期間(ウォッシュアウト期間)を設けるのが理想的です。
「来月から妊活したい!」といきなりやめるのではなく、余裕を持って医師に相談し、計画的に中止を進めましょう。
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男性の妊活:今のところ「医学的に問題ない」とされている


「夫(パートナー)がマンジャロを使っている場合はどうなるの?」というご質問もよくいただきます。
結論から言うと、現時点では、男性がマンジャロを使用していても妊活や胎児への悪影響があるという明確な報告はありません。 そのため、医学的には男性側の使用制限は特になく、問題ないとされています。
ただし、ご夫婦で不安な気持ちを抱えたまま妊活を進めるのはストレスのもとです。
もし心配な場合は、パートナーの方も一時的に使用を控えるか、主治医に相談して安心できる状態で妊活に臨むことをおすすめします。
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結婚式やウェディングフォトのために痩せたい!妊活までのスケジュールはどう組む?


「結婚式のためにマンジャロで痩せたい。でも、式が終わったらすぐに妊活(ハネムーンベイビーなど)も考えたい」
このようなプレ花嫁さんは、「結婚式の日」ではなく、「妊活をスタートしたい日」から逆算したスケジュールを組むことが大切です。
安全なスケジュールの組み方
- 結婚式の直前までマンジャロを使いたい場合
一番綺麗な姿で当日を迎えられます。ただし、薬をやめてから2〜3ヶ月は避妊期間(薬を抜く期間)が必要になるため、式が終わってすぐに妊活を始めることはできません。 - ハネムーンで授かりたい場合
「ハネムーンの2〜3ヶ月前」にはマンジャロを卒業する必要があります。
「いつ妊娠したいか」によって、やめるタイミングは変わります。
一生に一度の大切なイベントと、新しい命。どちらも大切にするために、パートナーと話し合って無理のない計画を立ててみてください。
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【妊娠中】もしマンジャロを使っている時に妊娠がわかったら?
すぐに使用をストップして、医師に連絡してください


妊娠検査薬で陽性が出たり、産婦人科で妊娠が確定した時点で、直ちにマンジャロの使用を中止してください。
「急にやめて大丈夫かな?」「量を減らして少しずつやめよう」といった自己判断は禁物です。妊娠中の使用はリスクを伴うため、即座にストップするのが鉄則です。
その上で、速やかに以下の医師へ連絡・報告をしましょう。
即座に中止し、「いつまでマンジャロを使っていたか」「最後の投与日はいつか」「投与量」を正直に伝えてください。
妊娠した旨を伝え、今後の治療中断について指示を仰ぎます。
医師同士で情報共有ができれば、より適切な妊娠管理が可能になります。隠さずにすべて伝えることが、あなたと赤ちゃんを守る第一歩です。


赤ちゃんへの影響は?不安になりすぎず速やかに検診を受けよう


「妊娠初期に使ってしまったから、赤ちゃんに影響が出るかも…」とパニックになってしまう方もいるかもしれません。
確かに動物実験ではリスクが報告されていますが、「使用していた=必ず影響が出る」というわけではありません。 妊娠に気づいた時点で速やかに中止し、その後適切な妊婦健診を受けて経過を診ていくことが何よりも大切です。
過度なストレスや不安も、妊娠中の体には良くありません。まずは落ち着いて医師の指示に従い、定期的な検診で赤ちゃんの成長をしっかり見守っていきましょう。
【授乳中・産後】マンジャロはいつから再開していいの?
無事に出産を終えた後、「産後太りを解消したい」とマンジャロの再開を検討する方も多いですが、ここでも注意が必要です。
授乳の有無や、産後の体の回復状態によって、再開できる時期は異なります。
授乳中は母乳に薬が出るかもしれないのでNG


結論から言うと、授乳中のマンジャロ使用はNG(禁止)です。
マンジャロの成分(チルゼパチド)が、母乳を通じて赤ちゃんに移行する可能性については、まだヒトでの十分なデータがありません。しかし、動物実験(ラット)では乳汁中への移行が報告されています。
もし薬の成分が母乳に入り、それを赤ちゃんが飲んでしまうと、赤ちゃんの成長や血糖値に思わぬ影響を与えるリスクがあります。 そのため、マンジャロを使用する場合は断乳(授乳を完全にやめる)が必要ですし、授乳を続けたい場合はマンジャロの使用はできません。
産後ダイエットは「産後3ヶ月」を過ぎてからが目安


「授乳はしていない(ミルク育児)」という方でも、出産してすぐの再開は推奨されません。
当院(マンクリ)では、産後のマンジャロ再開は「産後3ヶ月」を過ぎてからを目安としています。
産後3ヶ月待つべき理由(院長見解)
- ホルモンバランスの変化
出産直後の女性の体は、ホルモンバランスが激しく変化しており不安定です。 - 体の修復(回復期)
出産時の傷や体力の回復に、体は多くのエネルギーを使おうとしています。この時期に無理なダイエットや薬の使用を行うと、母体の回復を妨げてしまう恐れがあります。
産後3ヶ月ほど経ち、体調が安定し、かつ授乳が終了していることを確認してから、医師と相談の上で再開を検討しましょう。
焦らず、まずは体を労ってあげてください。
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注意!マンジャロを使っていると「ピル」が効きにくくなる?


避妊目的や月経困難症の治療で「低用量ピル(経口避妊薬)」を服用している方は、マンジャロとの併用に注意が必要です。 実は、マンジャロの作用によって、ピルの効果が弱まってしまう可能性があるのです。
薬のせいでピルの成分が吸収されにくくなるリスク
マンジャロには、胃の動きを緩やかにして、食べたものを胃に長く留める作用があります(これが満腹感につながります)。 しかし、この作用によって飲み薬であるピルの吸収も遅れてしまい、結果としてピルの効果(避妊効果など)が弱まってしまうリスクがあるのです。
せっかく避妊のためにピルを飲んでいるのに、マンジャロの影響で予期せぬ妊娠につながってしまっては大変です。


避妊したい人はコンドームなども一緒に使おう


特に注意が必要なのは、マンジャロの作用が強く出やすい「使い始め」や「用量を増やした(増量)時」です。
医師や薬剤師の間でも、以下の期間はピルだけに頼らず、別の避妊法を併用することが推奨されています。
▼別の避妊法が必要な期間
- マンジャロの投与開始から4週間
- 用量を増やした後(増量後)の4週間
この期間中は、コンドームなど他の避妊法も必ず併用して、確実な避妊を心がけてください。 もし現在ピルを服用中の方は、マンジャロの処方を受ける際に必ずその旨を医師に伝えましょう。
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妊活・妊娠・授乳中に関わるマンジャロ以外の体重管理とQ&A
Q1. マンジャロ卒業後に、食事と運動で体型を保つ方法は?


マンジャロを卒業した後は、「痩せるためのダイエット」から「妊娠しやすい体(母体)を作るための健康管理」へと意識をシフトさせましょう。


Q2. 過去にマンジャロを使っていたことが将来の妊娠に影響する?


「昔マンジャロを使っていたことがあるけど、将来、奇形児が生まれたりしない?」と心配される方もいらっしゃいます。
医学的には、薬の成分が体から完全に抜けた後であれば、過去の使用が将来の妊娠や胎児に悪影響を与えることはないと考えられています。
体の中に薬が残っていなければ、卵子への直接的なダメージや遺伝的な影響が残るという報告は現時点ではありません。
だからこそ、妊娠する前の「2〜3ヶ月前の中止(ウォッシュアウト期間)」が非常に重要なのです。きちんと期間を空けて体から薬を排出していれば、過去の使用歴を過度に心配する必要はありません。
Q3. 妊活のために薬をやめるとリバウンドしちゃう?


正直にお伝えすると、マンジャロをやめると食欲が戻り、体重が増えやすくなるリスク(リバウンド)はあります。
しかし、マンジャロを使用していた期間に身につけた「少ない量で満足する習慣」や「間食を控える習慣」を意識して続けることで、急激なリバウンドは防げます。
「マンジャロをやめる=太る」と決めつけず、「ここからは自分の力でキープする期間」と捉え、食事記録をつけるなどして体重管理を続けましょう。不安な方は、中止後の食事指導について医師に相談するのも一つの方法です。
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まとめ:自己判断は危険!妊活・妊娠の悩みは医師に相談を


今回は、マンジャロと妊活・妊娠・授乳の関係について解説しました。 最後に、特に重要なポイントを振り返ります。
- 原則NG:マンジャロは妊活中・妊娠中・授乳中の使用は禁止されています。
- 中止の目安:女性はより安全を期して、妊活開始の2〜3ヶ月前には使用を中止しましょう。
- 男性の妊活:現時点では医学的に問題ないとされていますが、不安な場合は相談を。
- 妊娠発覚時:即座に使用を中止し、主治医と産婦人科医へ報告してください。
- 産後の再開:授乳終了後かつ、産後3ヶ月を過ぎて体調が戻ってから検討しましょう。
- ピルとの併用:マンジャロ開始時や増量時の1ヶ月間は、コンドームなど他の避妊法を併用してください。
妊娠や出産は、あなたの人生にとっても、新しい家族にとってもかけがえのない大切なイベントです。 「痩せたい」という気持ちと「安全に産みたい」という気持ち、どちらも大切にするために、自己判断での使用や中止は絶対に避けてください。
マンクリでは、これから妊活を考えている方や、結婚式に向けてスケジュールを組みたい方からのマンジャロ利用のご相談も受け付けています。
「いつやめればいい?」「今のタイミングで使っても大丈夫?」といった不安があれば、まずはお気軽にオンライン診療で医師にご相談ください。専門の医師が、あなたのライフプランに合わせた安全な選択肢を一緒に考えます。
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